介護福祉士に転職する上で知っておかなければいけないこと!

介護福祉士の転職術

介護福祉士に転職する上で知っておかなければいけないこと!

介護福祉士は介護業界において需要が高い仕事です。転職することを考えている人に向け介護福祉士の仕事内容、給与体系、転職する条件を紹介していきます。介護福祉士のキャリアアップについても触れていきます。

ぜひ参考にしてください。

介護福祉士とは何か?

介護福祉士というのは介護関連で唯一の国家資格です。1987年の社会福祉士及び介護福祉士法で定められた資格であり、その仕事は特定の施設で介護職員や訪問介護員として働くことです。代表的な施設としては特別養護老人ホームや身体障害者施設などが挙げられます。こうした施設で専門知識を駆使して身体や精神において介護を必要とする人に介護業務、指導業務、相談業務などを行うのです。具体的には要介護者の着替えの補助、入浴の補助、食事の補助、排泄の補助などです。

また、部屋の掃除、洗濯、ショッピングなど生活を送る上で必要な業務をサポートすることも含まれます。

それから、意外に思われるかもしれませんが、要介護者のメンタルケアも仕事の1つです。話し相手になることやさまざまなレクリエーションを開くことで利用者の心のやすらぎを与えることも重要です。現在、介護福祉士として働いている人の数はおよそ70万人です。2005年においては約30万人だったのにで2倍以上も増えていますが、高齢化が進んでいる日本社会においてはまだまだ人材不足であるのが実情です。

今後ますます高齢化が進む見込みで2025年には介護職員が250万人は必要だといわれているほどです。介護分野における介護職の中心的存在である介護福祉士は今後も求められる可能性が高いので、安定した業界で働きたい人や介護に興味を持っている人は転職することをおすすめします。

介護福祉士になる条件とは?

介護福祉士に転職するには介護福祉士国家試験に合格する必要があります。この試験を受験するには条件があって、厚生労働大臣の指定養成施設を卒業していること、もしくは介護関連業務に3年以上の勤務経験があることの2つです。介護福祉士国家試験は毎年1回しか開催されておらず受験者数は約1万5千人で合格者は約8千人程度で、合格率は他の国家試験に比べて高いです。合格者の約7割は女性です。働きながら介護福祉士になりたい人は、まずは養成施設に入るのではなく介護関連の仕事に従事することをおすすめします。そうであれば毎月給料をもらいながら知識と経験を積み重ねていくことができます。

介護福祉士の給与体系を把握しましょう!

介護福祉士の転職を目指している人は介護福祉士がどれくらいの給料をもらっているのかもしっかりと把握しておきしょう。介護福祉士の平均賃金は約24万円/月です。一方、「介護職員初任者研修」は約22万円/月、「介護職実務者研修」は約23万円/月、介護関連の資格を一切もっていない人は約20万円/月です。

このように見てみると介護福祉士は他の介護職に比べると若干給料が高くなっています。

また、男女別の平均年収も確認してみましょう。男性の平均年収は約320万円、女性の平均年収は約240万円で男性の方が全体的に給与が高い傾向があります。これは責任者のポジションに就いているのが男性の方が多いことが原因です。年齢別に見てみてもそこまで大きな差はありません。

介護福祉士のキャリアアップ!

介護福祉士に転職した後はどういったキャリアアップを辿っていくのかを知ることも大切なことです。介護福祉士からキャリアアップを図るとしたらケアマネージャーという資格を取得することがおすすめです。ケアマネジャーとは介護支援専門員とも呼ばれていて、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格しなければいけません。その後に「介護支援専門員実務研修」の課程を修了してようやくケアマネージャーになることができます。

また、受験するには前提条件もあります。介護福祉士として5年以上の実務経験を経る必要があるのです。仕事内容としては、要介護者が抱えている問題点は何かを分析してケアプランを作成することが主なものになります。そうした介護サービスだけでなく、他の介護職員やヘルパーに指示を出したり指導をする管理職の側面もあります。

そして、何よりも給料が介護福祉士のときと比べて上がります。年収が100万円以上上昇する可能性もあります。

まとめ

介護福祉士への転職を検討している人は、まずは介護関連の仕事に就いて、3年以上就業してから試験に合格することが最もおすすめです。働いてお金を稼ぎながら勉強することができるからです。介護業界は現在でも売り手市場ですが、今後もますます需要が高まっていく業界であり、安定して働くことができます。給料については約24万円/月で、男性の平均年収は約320万円、女性の平均年収は約240万円です。より高い給料アップを求めるのであればケアマネージャーを目指すことです。介護福祉士として5年以上実務経験を積んで、試験に合格して専用の研修を受ければなることができます。場合によっては給料が100万円以上上がることもあります。

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